心理学による効果の備忘録

⚫︎イエスバット法・・相手の主張には何でもイエスと返し主張を認めつつ、その後こちらの主張を出し、結果的に最後は自分の主張を通す方法。

口喧嘩で言い負かしても勝った事にはならない。例えば「あなたがおかしい!」と言われたら「ハイそうですね。」と返すと相手はそれ以上何も言えなくなる。そうして封じておいてその先を自分のいいように持っていくといい。
相手の意見を認めているようで実は全く相手にしていないとも言える。ただし女性のコミュニティでは手の内がバレたりするので変形が必要

 
⚫︎人が喜怒哀楽を出すのは相手に行動させるため。怒っているのは謝ってほしいというメッセージ。謝っても相手が怒っているのが多いのは、大抵謝り具合が足りてないケースが多い。相手が想定してるより多めに謝れば、逆に怒りは収まってむしろフォローしたりする。

 私も以前、似たような事を経験しました。

温泉施設に行った時、洗い場でサウナ後の冷水を浴びていたら、隣のおばちゃんに激ギレされてしまいました。「さっきから冷たい水がかかってくるのよ!!」と。その際とっさにかわそうと思い「かかりました!?冷たかったですよね。ほんとにごめんなさい!!」とかなりオーバーに謝ったところ「いやあ、まあいいんだけどね。気をつけてね〜」と文句を言っていたはずがフォローしつつ、ニコニコしながら終わっていきました。
これは自分でも「ああ、こうすると人の心理はこう働くんだ」という気づきに繋がりました。

 
⚫︎認知的不協和・・人は気持ちと行動が一致しないと不快になる
その為、気持ちと行動を合わせようと無意識で行う。相手になってほしい気持ちと一致する行動をとるように誘導すると気持ちまで変わってくる。
例えば「兄弟いるんですか?」とか「どこ住んでるんですか?」などという質問をして、プライベートな会話をしていると、こんな会話をしているという事は相手と親しい間柄なんだという気がしてくる


⚫︎「権威効果」を利用してプレゼンや営業で出典を覚えると説得力が増す
権威効果・・特定の分野の専門家や著名人の言動を無条件で信じやすくなる効果。
この効果を利用して、プレゼンの際などに情報だけ出すのではなく、◯◯の論文から引用など、その出典元を記載すると説得力がグンと上がる。

 
⚫︎ツアイガルニク効果・・完結した情報は記憶から消えやすいが、未完のものは残りやすい。
ドラマや漫画などで良いところで終わって次回へ続くのは、キリの良いところで完結させるよりも途中で終わらせる方が1週間後まで覚えていて続きが気になってまた観たくなる為。

これを利用して勉強や仕事の集中力を高める方法もある。
キリがいいところで終わらせるのが良いというイメージがあるけど、そうではなく時間を決めて動いて途中で休憩や終了させると、続きが気になりより集中して作業に取り組める。

 
⚫︎一貫性の原理(フットインザドア)・・人は一度スタンスが決まるとそれから矛盾しないように行動する
最初に小さなお願いをしてやってもらうと、次に大きなお願いをしても受け入れやすくなる。
人は言った事とやっている事が一貫していると信頼されると無意識に考えている。
逆に自分が一貫していないと信用されないと感じ、無意識にそのような人間に思われたくないという心理が働く。

 

⚫︎初頭効果・・人間には最初に触れた情報を重視する習性がある
自己紹介は普段から準備しているといい。最初に強み3つ+弱み1つ。

弱みを入れる事で親近感が湧く。
最初に悪い情報を言うより良い情報を伝えた方が印象が良くなる。